・森林浴をした後、温泉に浸かり、心身ともにリフレッシュしましょう。

・特に紅葉シーズンは絶景です。

八甲田にある酸ケ湯（すかゆ）温泉周辺で、夏はブナ林散策での森林浴、冬はスノーハイクを楽しんだ後、「千人風呂」などの温泉に浸かりリフレッシュしていただくプランです。 八甲田に多く見られるブナの木は、まっすぐ伸びる雄大な樹形、白くて滑らかな樹皮から「森の女王」と呼ばれる落葉樹です。リフレッシュ効果がある成分「フィトンチッド」を発しているので、ブナの森を歩くと清々しい気分になります。秋には鮮やかな黄色に紅葉し、落ちたブナの実を拾うのも楽しいです。運が良ければ、エゾリスに会えるかも。まれに、カモシカと遭遇することもあります。 八甲田系の標高890ｍにある酸ケ湯温泉は約300年前の江戸時代に開湯され、古くから湯治場として親しまれてきました。1954年には、四万温泉、日光湯元温泉とともに、「国民保養地第1号」に指定されています。 160畳もの広さを誇る総ヒバ造りの浴舎「千人風呂」は柱が1本もない壮大な造りで、「熱の湯」「四分六分の湯」という大きな二つの浴槽と打たせ湯があります。泉質はpH1.8という強酸性の硫黄泉で源泉掛け流し。脱衣所は男女別で中は混浴という造りですが、大浴槽は中央半分で男女に分かれている他、女性専用の時間帯もあるので女性にも安心して楽しんでいただけます。ほかに男女別の「玉の湯」もあるので、混浴が苦手な方はこちらでおくつろぎください。 酸ケ湯温泉から徒歩7分の場所にある、その名も「地獄沼」は別名「底なし沼」。いまも周辺から硫気ガスが立ちのぼって硫黄臭が漂い、沼の中からは70度～90度の熱湯が噴出しています。まるで“地獄の茹で釜”のような光景とはウラハラに、周辺を囲む木々は春に新緑、秋は紅葉が美しく、撮影スポットになっています。 地獄沼から国道を隔てた反対側には、ふかし湯を体験できる東屋風の温泉施設があります。「まんじゅうふかし」と呼ばれており、地中から天然蒸気が吹き出す上に設置された青森ヒバのベンチに座れば下半身がぽかぽか温まります。婦人病や冷え性、腰痛にも効果があるとのことで「子宝の湯」とも言われています。服を着たままでOKなので、ぜひ、こちらで温まってください。 また、周辺には気象庁設置のアメダス（地域気象観測システム）があり、2013年2月に積雪深555ｍという「豪雪日本一」を記録した計測システムを間近に見ることができるのも、レアな体験です。